【研修会】高齢になっても、この市川で暮らし続けるために  暮らしを考える会研修会



11月22日全日警ホール第三会議室にて、本人と家族の暮らしを考える会主催の研修会「高齢になっても、この市川で暮らし続けるために」を開催いたしました。
今回の研修会は学齢期の会員も含め、79名の参加がありました。

果たしてGH(グループホーム)は彼等の「終の棲家」になり得るのか?親が見届けられない「最晩年」を何処で・誰が請け負ってくれるのか?本人と保護者の高齢化問題→老障介護が取り上げられてから久しいですが、現状地域のGHは人手不足で一向に増えず・・・。

今回の講師の旭市(社福)ロザリオ聖母会:ナザレの家あさひ所長 荒井隆一氏はGHでの看取りを実践されている支援者です。荒井氏の上司であった故細渕宗重氏の「一人の人の為だけにやって良い」を座右の銘とされ、一人ひとりの意思決定を尊重した支援には、ただただ敬服します。
様々な障害を抱えられた高齢者に最期の時まで静かに寄り添っておられる事例報告には、深く重く胸に響きました。「結局事業所が頑張るしかない!諦めないで下さい」のお言葉に何ものにも代え難い勇気を頂きました。

シンポジウムでは市川市障害者支援課高橋課長、一路会施設長磯部氏、いちばん星理事長森田氏が登壇されました。
高橋課長からは高齢障害者の現状、森田氏からは法人内50代、60代の方々の「親亡きあと」の事例紹介があり、ご本人がお母様の葬儀の際には気丈にされていたのが、事業所の仲間の前で初めて嗚咽して泣かれた・・という話には思わず落涙してしまいました。磯部氏も、今後のご本人の高齢・重度化に備えて相談支援の活用や通所事業所のサビ管や職員との信頼関係の構築や「私の生活記録ノート」の活用を今から出来る事として挙げられました。
また2法人ともに【介護保険」と【障害福祉サービス】の併用の共生型サービスへの期待を語られました。

さぁ、市川の知的障害者福祉の今後の展開は如何に!?差し迫った高齢障害者のGH増設に伴う人材確保の難曲をどう乗り越えたら良いのか・・?
現場の方だけに頼らず私達保護者も、知恵と力を合わせる時が来ています。

【アンケートから】
荒井さんの取り組み、お話がとても素晴らしかったです。その方がどの様な暮らしをしたいのかを一番に考え、環境、人材をととのえていてとても理想でした。「人間らしく生きる」という事を改めて考えました。

今後オーダーリースのグループホームが増えていくことを期待しています。

子どもの思いを最大限にくみとり、それを親が伝えていく為に今できることのヒントをたくさん頂きました。ありがとうございました。

支援者の方々の細やかな思いに、胸があつくなります。周囲の方々に見守られていることがうれしいです。

自分自身が「好きな所で、好きな人と、好きなように暮らしたい」と思うように、自分の子どもにもそういう思いがあると思うので、かなえてあげたいと思います

市川で暮らし続けたいと思いました。問題は色々ありますが。

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