CAS(千葉県発達障害者支援センター)講演会10/18報告

全日警ホール第三会議室にて開催致しました。参加者は29名。

テーマは「学齢期の困った行動について」~理解と対応~で講師は遠藤二友娘(ふゆこ)先生です。発達障害である自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)についての特徴、特性についてご説明頂き関わる上での配慮も教えていただきました。ASD児と関わる上での配慮としては、①聴覚過敏があるなら静かな環境を保つ。②こだわりについては合理的配慮のもと少しずつ柔軟にしていく。③独特な関わり方については適切な方法を教えていくことが大切。これは早ければ早い方がいい。④感情がうまく表出できない場合は「いやだ」の一言でもいいので言語化できるといい。⑤他児がどんな気持ちでいるか理解できないときは代弁して伝える。⑥耳からの情報理解が困難な時は目からの情報を手がかりにしてあげる。これはASDに限りません。⑦状況理解が難しい時は事前に処し方を伝え、固まってしまった場合は絵カードなどを示しすぐに状況を伝えてあげる。などがあげられます。ADHD児と関わる上での配慮としては、①ワーキングメモリーが弱い場合は指示は短く簡潔にする。②聞き損じが多い場合は視覚的な情報を活用する。③パニックに陥りやすい場合は適切な行動を穏やかに提示する。④注意散漫になりやすい場合は不要な物品を机上からなくす。⑤表面的な行動を叱責されがちな場合は自尊感情に配慮した指導を行う。⑥整理整頓が不得手な場合は管理の方法を具体的に繰り返し指導する。⑦出し抜け発言が多い場合は事前にルールを明確にし適切に発言できるようにする。⑧通級による指導を活用し在籍学級と密接な連携をとる。などがあげられます。

LDの症状が疑われる時は学校や総合教育センターで相談し専門医のいる医療機関を受診、脳の病気がないことを確認し、表現力や行動力のテスト、読み書きや計算の検査をした上で診断がつきます。診断がつくことで特化したプログラムを受けることにつながります。出来ないことを指摘するよりも出来た!経験を重ねさせて自信を持たせてあげることが重要です。

その後事前に出された質問にも丁寧にお答え頂きました。

講演会後のアンケートでは

・障害特性や配慮をわかりやすく教えて頂き勉強になった。見えない部分、どうしてそのような行動をとるのか改めて考えていきたい。

・周りに迷惑をかけないようにという意識が強くなっていたが、「周りはエキストラ」の考え方はとてもいいと思った。もう少し本人を主役にマネージングしていきたい。

・質問に対しての具体的な対応や工夫がわかりやすかった。親子関係を大切にされる考え方が心に残った。

参加された皆様にはもっと多くの方に講演を聴いて欲しいとのお声も頂きました。

これからも親の会では学齢期のお子様をお持ちの保護者向けに必要な講演会や勉強会を企画していきたいと思いますので、ぜひご参加ください。

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