講演会報告 「親と子のメンタルヘルスケアと予防医学」(一人っ子会主催)

2月7日に湯浅正太先生による「親と子のメンタルヘルスと予防医学」を開催いたしました。参加申し込みは76人でしたが体調不良などのキャンセルも多くあり、58人の参加となりました。


講演では少子高齢化の中、誰がきょうだいを支援していくか?ヤングケアラーの支援の問題、他国から遅れを取っている日本の施策への総括から始まり、リベラルアーツ教育の大切さについて深く学ぶ機会となりました。リベラルアーツ教育により認知の幅が広がり行動も広がり、親は子どもへ柔軟に対応する事ができ、きょうだい児は教育をきちんと受けているほど将来困難があった時に支援を多く受けられ(つながる)、救われる。また不登校などの現代の多くの問題は、世代間連鎖で起こっており、親の世代の影響が大きく、それを変えられるのは「教育」であり、これからの時代(次の世代)のためには社会が変わる必要があるとお話しされていました。
また、カウンセリング頻度は多いほどよく、親は子の最強のカウンセラーであるが、親の心は子供にうつってしまうので、見通しを持ち心のコントロールを心掛け、子どもや親の不安は「つながり」で解消していく事が重要で、その方法としては相手の時間を取らない「あいさつ」が最強の「つながり」であるとお話しされました。
引き込まれる先生のお話しであっという間に2時間が過ぎ、まだまだ聞き足りない!続きを聞きたい!また話を聞きたい!という講演会になりました。頂いた感想からは。「心はうつる」の共感が多く集まり、今後も湯浅先生のきょうだい児支援のお話を聞きたいとのお声を多くいただきました。

沢山の感想をいただきました。その一部より
「実際に兄弟(障害児)の話が聞けて良かったです。これからも子供のつながりを大切に過ごしていこうと思いました。認知行動療法、興味がわきました。早速本屋さんに行ってみます」
「先生の「心がうつる」お話がとても参考になりました。イライラしてしまう事が多いので早速行動にうつしたいです。つながりの大切さを改めて感じました。次回機会があれば先生の弟さんのお話をお聞きしたいと思いました。」
「湯浅先生のお話しとても分かりやすくて興味深かったです。「心はうつる」本当にその通りだと思いました。子供が笑顔になるためには親が笑っていることが重要、環境整備をすることや人とのつながりでまずは自分が笑顔でいられることを目指したいと思います。」
「大変勉強になりました。柔軟な価値観を子供のうちに、「心はうつる」、アンガーマネジメントの大切さ、リベラルアーツの大切さなどためになる事ばかりでした。誠にありがとうございました」
「本日はすばらしい機会をありがとうございました。きょうだいへの支援とても重要なので私も悩んでいます。今後ともこのような機会をよろしくお願いします。」
「親子のつながりについて考えさせられました。愛着関係、つながりを持つことも大事、相手の時間を取らない、つながりはもっとも簡単な挨拶とは!イライラもうつる、そして悪循環との話も驚きでした。」

 

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