各地区会員研修会in佐倉市

2月3~4日、佐倉市志津コミュニティーセンター他で各地区会員研修会が開催されました。

【1日目】基調講演は順天堂大学スポーツ健康科学部の松山先生の「地域で共に生きるとは 地域福祉の実践から」です。1.共生2.地域で生きるということはどういうことか3.地域での取組みという、3つの柱を元にお話されました。共生社会という言葉は社会に浸透してきているが、しかし一方では相模原の事件が起きている。共生社会の実現というスローガンには皆賛成するが、いざ自分の家の隣にグループホームを作ろうとすると反対する人が出て来る。一般の方の考える、受け入れたい障害者像は健気でピュアな姿である。しかしそのイメージ以外の部分も含めてまるごとの障害者を認めることが真の共生社会ではないか。地域で生きるということは、どこで暮らす、誰とくらす、何をして暮らすということが大事であり、たとえ地域にいても誰とも触れ合わないのは地域で生きるということではない。喜怒哀楽を表せ、チャレンジしたり失敗したり、恋をしたり、豊かにうるおいのある生き方が生活するということであるという言葉が胸に落ちました。先生の紹介された愛知県の人権啓発ポスターの言葉「わたしの『ふつう』と、あなたの『ふつう』はちがう。それを、わたしたちの『ふつう』にしよう」は私たちの目指すノーマライゼーションの姿だと思いました。

【2日目】市川からは五組の親子が参加しました。「ちゃれんじどフィットネスクラブ」は佐倉の育成会と順天堂大学スポーツ健康科学部(1日目の基調講演松山先生)、佐倉市の三者による連携でスタートした取組みです。月に二回市内の公共施設で、発達に支援の必要な子ども、おとなのための健康づくり運動教室を開催しています。モットーは「ほめること」。学生ボランティアさんたちに声かけ、拍手、ハイタッチ、などの対応をしてもらって、新しい場、人との活動が苦手な息子も、自分からハイタッチを求めるくらい楽しかったようです。エアロビクス、縄跳び、綱引き、など、2時間親子で楽しく活動しました。フィットネスクラブの前に、障害のある人向けのエアロビクス、アダプテッドエアロビクスの演技の発表がありました。自閉症の竹内さんは多動だった中学生時代から15年続けて日本でただ一人の障害を持つインストラクターになりました。演技は堂々として素晴らしかったです。
参加者の感想:「無理のない参加型でしたので、親子で楽しめました。学校を卒業すると、運動する機会も場所もなくなりますし、親同士の情報交換という点でも、良い集いの場だと思いました。」

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