「性についての講演会~障がいのある子の思春期」

2月8日勤労福祉センター第二会議室にて学齢委員会・特父母共催で性についての講演会を開催しました。参加者64名。講師は、東葛飾教育事務所・指導主事の細川雅彦先生をお招きしました。
さまざまな事例をあげて分かり易くお話くださいました。問題行動は、間違った事をしているという事ではなく、何をする事が正しいのかを知らないという事。気になる行動を禁止するのではなく、まず何故その行動が起きているのかを色々な視点で探っていく。そして、何か代替できる行動はないか、許容できる行動を見つけていく事が大切ということ。

例えば、性器いじりをして困るという問題があった時、清潔が保たれているか、下着のサイズが合っているか、手持ちぶさたや不安からではないか、など原因をいくつか考えて、下着を変えたり、手を使う活動を増やしただけで、その行為がなくなった事もあるそうです。また、触る事自体が悪い事ではないので、周りが不快になり困っているのであれば、タオルをかけて見えないようにしたり、トイレに行って「5分間にしましょう」など場所や時間をわかりやすく適切な行動を教えてあげる(その様な絵カードを使ってもよい)。そして、大切なのは、少しでもできたら誉めてプラスの評価をしてあげる事。

講演を伺い思った事は、どんな問題に対しても、自己肯定感を育むという事はとても大切だということです。小さい頃から本人を認め、何でも相談しやすい環境を作ってあげる事、またいつまでも子ども扱いをせず、年齢に応じた対応をしていかなくてはいけないと、強く感じました。

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