暮らしを考える会研修会 「計画相談」 サービス等利用計画は本人と家族にとって身近な存在になっていますか?

7月24日火曜日、全日警ホール第三会議室にて、参加者85名でした。
計画相談が本人と家族にとって身近なものになっていますか?が今回のテーマです。
初めに、「わが子と計画相談」について二人の保護者からのお話がありました。高等部の頃からいろいろな福祉サービスを利用して暮らし、卒業後は公立施設に通い、計画相談はセルフで十分だと思っていたが、将来を考え我が子の暮らしぶりを知る人を一人でも増やしたいと計画相談を昨年より利用しているとのことでした。もうお一人は相談員さんが付いたけれど、相談支援員不足によるものか、姿が見えてこないというお話でした。日中を支えてくれる我が子を一番よく知る通所先の職員の方にも相談しながら、がんばっていきたいとお話されていました。将来は計画相談を付けなければならないけれど、当面はセルフでもいいのではと話されました。
市川障害児者相談支援事業所連絡協議会会長の保戸塚さんが基調講演「その計画相談 意味と使い方を考える」をお話していただきました。受付から申請、支援サービス利用までの流れをお話されました。申し込んで「サービス等利用計画案」を作成してから支給決定、つまりプランを先に作って受給者証が出るということです。その後担当者会議を経て、実際の「サービス等利用計画」を作成し、サービスの利用ということになるのです。その後は一定期間ごとにモニタリングを行うことにより本人の変化に対応します。相談支援専門員とは障害のある人が自立した日常生活や社会生活を送ることができるように、全般的な相談支援を提供する者のことで、障害種別関係なく包括的な支援を行います。対象となる方は福祉的な支援を希望する方となります。
相談支援専門員が実施することをいくつか挙げていましたが、一部を紹介すると、本人と家族、介護者等が何に困っているのか、一緒に考えて明らかにする、どの様に暮らしていきたいか一緒に考えて明らかにすることなどです。そこで大事なのが意思決定支援です。日々の生活をご本人が選ぶことができるのか?日ごろから選択できる生活作りを考えていきたいと思いました。

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