【講演会】「どう考える?障害ある一人っ子の将来設計~託す人・遺すもの・それぞれのタイミング~」

12月11日月曜日、市川教育会館 二階 研修室にて、一人っ子会主催 「どう考える?障害ある一人っ子の将来設計~託す人・遺すもの・それぞれのタイミング~」を開催いたしました。
講師には、ご自身も知的障害のお嬢さんの父親であり、世田谷区親の会副会長で、渡部伸行政書士事務所代表として親なきあと相談室も主宰されていらっしゃる渡部伸先生をお迎えしました。今回のテーマは一人っ子障害者の相続対策です。

一人っ子をメインにした内容でしたが、一人っ子の親だけでなく、きょうだいがいらっしゃる方や、会員外の方にも参加いただき、50名の参加となりました。渡部先生と市川手をつなぐ親の会の講演会は3回目となりますが、より具体的に遺言の基礎知識、信託制度、成年後見制度や日常生活自立支援事業などについてわかりやすく教えて頂きました。親なきあとのシビアな内容であるにも関わらず、先生のお人柄もあり笑いの絶えない、あっという間の2時間となりました。

制度はたくさんありますが、それらがベストな形で利用されなければ意味がありませんし、制度があるから安心ということではありません。先生も最後にお話されていましたが、親自身が社会参加し、周りとつながりを持つことにより、本人をよく知る人達を増やし、いざという時にチームになって支えてもらえる土台作りを日々していくことが一番大切なことであると改めて感じました。
横浜や世田谷で取り組まれている地域見守り隊のような「皆でつながり皆で見守る形」が市川市でも発展していったらとても素敵なことだと思いました。(一人っ子会代表)

【アンケートから講演会の感想】

・本日は大変ためになるお話を聞けて感謝しております。講師の先生にも障害のあるお子さんがいらっしゃるとのこと、とても親の気持ちに沿ったお話だなと思いました。ただやみくもに心配するのではなく、自分が何を調べ、どう動けばいいかを学習できました。また、チームを作るという事も再認識しました。市川でも〝MAPS”を!

・一人子ではありませんが参加させて頂きました。ぎりぎりまで親が・・・と思いますがいつがギリギリかわからないので、今できることを少しづつしていきたいと思いました。具体的には本人を支えてくれるチーム作り、たくさんの人にかかわってもらうことが大切だと痛感しました。

・ぜひ、定期的に渡部先生のお話をお願いしたいです。内容も詳しくなっていく方向で聞きたいです。

・わかりやすいお話で大変勉強になりました。いろいろ考えなくてはならないんだろうと思いがある一方、たくさんの支援者を見つけることが一番大切というお話は勇気づけられました

・まだまだと思いながら初めてこのテーマを聞きました。親亡き後の将来を考えることの大切さ!伝わりました。まだまだ難しいですが・・・勉強していきたいと思います。ありがとうございました。

・お話を聞けて良かったです。人とのつながりは大切だなと思いました。これからもできる限りいろいろ参加したいと思います。ありがとうございました。

・子供をサポートする仕組み、親をサポートする仕組み、そして、問題点や事例を流れるようにお話していただきとても理解が深まりました。ありがとうございました。

・とてもためになりました。まだまだ聞き足りなくこれからも講演会を開いてほしいです。子供のことについて考えさせられます。

・渡部先生の講演会、今回で二度目になりますが前回と同様とても参考になるお話が聞けて二時間あっという間に過ぎた印象でした。子供がまだ年中でまだ先のことは見えない状態ですが知識をたくさん蓄えることによって子供にとってどのような方法をとっていってあげればこれから安心して生活していけるのか今から出来ることを主人と相談しようかなと思っています。講演会を主宰して下さりありがとうございました。

・知っているようでぼやけていたところが少し明るくなってきました。これからも制度のことなどを知ってよく考えてみようと思います。とても参考になり楽しかったです。

・息子は一人っ子ではありませんが、兄弟に託すつもりはないので一人っ子と同じと思い参加しました。任意後見や成人後見制度についてとてもわかりやすくてよかったです。息子が亡くなった後のお金についても考えられるので信託制度の利用もいいなと思いました。とりあえず親の私が色々なところに顔を出し周りとつながっておくことが大事だと思いました。

・まだ子供が幼いのもあり十分に考えられていないテーマでした。参加者の方の質問等もとても参考になりました。地域見守り隊市川市でも発展してほしいですね。我が家はいとこもおらずいずれ身寄りのない子になるので。

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