まんま隊「家族支援」研修会「笑顔で暮らすためのレッスン」~「がんばる」と「がんばらない」の間にあるもの~

平成27年12月1日火曜日10時30分から12時30分まで、船橋市東部公民館にて、千葉県育成会と千葉市育成会主催によるまんま隊「家族支援」研修会「笑顔で暮らすためのレッスン」~「がんばる」と「がんばらない」の間にあるもの~が開催されました。

講師は北海道からおいでいただいた、NPO法人ノーマライゼーションサボートセンター こころりんく東川 副理事長の大友愛美(おおとも よしみ)さん。やわらかい語り口でお話しいただきました。
(大友さんのご著書:「ぴっころ流 ともに暮らすためのレッスン 対人援助にまつわる関係性とバランス」安井愛美 )

大友さんの福祉の仕事の最初は、知的障害者の入所施設。この入所施設で支援の基礎「どんなに重い障害があっても人間としての価値は対等だという感覚」を学ばれました。その後、入所施設ではなく、一日でも長く家族と暮らせるように地域で暮らす支援をしたいと、無認可私的契約の事業所ぴころを立ち上げます。まだ公的サービスの無い時代、家族が困ったときに家族の代わりをできるレスパイトサービスを始めました。しかし、家族のためにと、支援をすればするほど、障害のある本人が不安定になっていく問題が起こりました。共依存関係です。支援者が問題となる原因を作ってしまうということによる葛藤。そして大友さんはぴっころをやめ、次のステップへと進みます。
家族も本人も支援者もエンパワメント(力を発揮する、元気になるという意味)されていくシステムを作りたいとの思いからでした。それがチームで支援するという方法でした。「がんばる」と「がんばらない」の間にあるものは、「ひとりでがんばらない」「みんなでがんばる」ということでした。

広い講堂一杯の参加者が熱心に耳を傾けました。

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