第6回 就労を支える会学習会「教えて!就労・きほんのき」

10月14日土曜日、全日警ホール第二会議室にて、第6回 就労を支える会学習会「教えて!就労・きほんのき」を開催いたしました。
千葉県就労コーディネーターの多田康一郎先生と市川大野学園進路指導部の加藤健次郎先生を講師にお迎えし、小学校2年生から成人と幅広い年齢層の保護者とご本人、32名の参加がありました。

講演内容は
①「現在・過去・未来の教育・労働・福祉の動き」
②「千葉県における特別支援学校の就労支援について」県内6地区に分かれ、高等部では13名のコーディネーターが卒業後の就労や実習について情報共有を図り、連携して運営していることを話されました。
③「働くとは–雇用条件を知ろう。」
④「特例子会社とは何か、そこに隠れる課題」
⑤「卒業後のつまずき」。
⑥「就労を目指すからこそ福祉の知識を」卒業後、地域に戻って福祉を使っていくことを勉強しておかないと大変なことになるとのことでした。

講演の終わりには、就労支援センターの小井土所長からも適宜コメントを頂き、予定時間を超えて活発な質疑応答がありました。就労支援の最前線に立っていらっしゃる先生からは、ネガティブな情報も含め、現実的な情報を提供くださいました。
なかでも、「職業準備性のピラミッド」と「卒業するまでにしておいたほうが良い10のこと」について、参加者の皆さんからは、前向きな感想が多く寄せられました。いま、出来ることを積み重ねていくことを大切に、本人も家族も、笑顔で過ごしていきたいと改めて思いました。

※「卒業するまでにしておいたほうが良い10のこと」とは※ 
①好きなことをみつけること(好きなことだけでなくて嫌いなことを見つけておくこと) 
②さまざまな経験を積むこと 
③運動をすること 
④わからないことを訊けるようになること 
⑤感じの良い挨拶ができるようになること 
⑥規則正しい生活習慣を身に着けること 
⑦課題の存在に気づくこと 
⑧課題は解決できることを知っておくこと 
⑨相談できる力を伸ばすこと 助けてサインが出せること 
⑩役割を持って生活をしていくこと(家事労働等 お手伝いではなくお仕事) 

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