地域生活サポート委員会&学齢委員会共催の勉強会 放課後等デイサービスの現状と課題「子どもの成長につながる利用とは?」
9月19日全日警ホールにて開催しました今年度第1回目の地域生活サポート委員会は、昨今全国的に増え続けている放課後等デイサービスについて【放課後等デイサービスの現状と課題「子どもの成長につながる利用とは?」】のテーマを軸に勉強会を行いました。(登壇者13名、参加者61名 学齢委員会との共催)
10事業所の各代表者、こども政策部発達支援課主幹野口氏、須和田の丘特別支援教育コーデイネーター川端先生、あおぞら・おひさまキッズ相談支援専門員の斉藤氏にご参加頂きました。
各事業所のバラエテイ―に富んだプログラムや療育のモットーの発表の後、野口氏から「放課後ⅮSと児童発達 支援の受給者証発行件数は今年度は1000件を超える。事業所数も増えているが、クレーム数も増加。親と事業所 が子供の成長を見守る“共同の支援者”である事が重要。来年度に向け第1期障害児福祉計画を作成中、ライフステージに沿い一貫した支援を行う事が重要課題。(事業所・学校・保護者)による重層的な支援を一人ひとりに!」とのご発言を頂きました。川端先生からは「放課後ⅮSの利用により色々な人に支えられ、沢山の人に愛される事が子供にとっての力になると思っている。学校には守秘義務があるので保護者に事業所との間に入って貰い、情報交換をして子供にとってより良い関係を築いていきたい。」斉藤氏からは「自己負担額では無く総額の放課後ⅮS利用料の確認をし(公費にてこれだけの支援がされている事実の理解)、セルフプランであっても、親のニーズでは無く子ども自身のニーズに合っているかを確かめて欲しい。(相談支援専門員不足→拡充が必須)」と其々の見地からの貴重なお話しを伺えました。
質疑応答では、【学校・放課後ⅮS・家庭との連携の現状】【複数利用の場合の事業所間の連携】【過剰利用による子どもの負担への懸念】【行動障害の子どもへの対応・研修について】等中身の濃いやり取りが成されました。
総括として村山副会長より「放課後ⅮSで学校や家庭とは違った経験ができることは成長と豊かな暮らしにつながります。一方で、だれにも干渉されない・内緒の、自分だけの時間を持てるようになることも、(普通に考えて)大事なことです。卒業後、日中活動以外の時間をどの様に過ごすのか、福祉サービスは?、福祉以外の余暇は?、ひとりの時間は?、などなど、高等部の3年間を掛けて考え移行してゆく事が出来るといいと思います。」とご自身の子育て体験を通して貴重なご意見を頂きました。
アンケート感想にも熱い意見が多数寄せられ【相談支援専門員によるサービス等利用計画の必要性が良く理解出来た】【放課後ⅮSがこれだけ充実しているが、それ任せにするのでは無く、家庭での過ごし方も試行錯誤を重ねつつ快適に家族が過ごせる場所にしたい】等、参加者皆さんが有益な時間を共有することが出来ました。
今後も引き続き、この様な会を重ねてゆきたいと思います。