第4回全国手をつなぐ育成会連合会 全国大会in 札幌 

9月23日から24日の一泊二日の日程で、ホテルロイトン札幌で全国大会が開催されました。市川からは田上会長と平野副会長が参加し、それぞれ第五分科会、特別分科会に参加してまいりました。

<第五分科会>「高齢」
基調講演は広島県育成会の会長副島宏克氏でした。広島の尾道市因島にある高齢になった障害のある子とその子を介護する超高齢・要介護の親がともに支え合って暮らせる場、高齢者・障害者地域生活総合支援センター「はばたき」(社会福祉法人若葉)の紹介がありました。五階建てのマンションは、一階に生活介護事業所、二階は認知症対応グループホーム(9室)、三階は知的障害者グループホーム(8室)、四階と五階はファミリーマンション(全6戸)となっているということです。続くシンポジウムの中で、年を重ねても地域で暮らすということについて話し合われました。昔のグループホームのイメージで、グループホームよりも入所施設の方が設備も立派で職員の人数も多く安心安全と思われがちですが、必ずしもそうではないということを知っていただきたいと思います。シンポジストの社会福祉法人朔風の若松さんのグループホームそらは、病院や警察署の近くに建てたので、どんなに重度の方も安心して暮らせているということです。市川のように土地が高い場合、国からの補助がないとグループホームを作ることは難しいのですが、私達親が安心して旅立てるように、重度の方も暮らしやすいグループホームを市川に増やしていけるようにがんばっていきたいと思います。(田上)

 <特別分科会>「”合理的配慮”理解啓発キャラバン隊全国サミット」
シンポジストとして参加してきました。啓発隊実演として、午前中はキャラバン隊を始めた座間市キャラバン隊の実演がありました。午後のシンポジウムでは、キャラバン隊の草分けの座間市手をつなぐ育成会「座間キャラバン隊」、親だけではなくボランティアも参加するたつの市手をつなぐ育成会「ぴーす&ピース」、市川手をつなぐ親の会『空』、広島市手をつなぐ育成会「あび隊」のそれぞれの代表が登壇しました。何故キャラバン隊『空』が小学生に向けて活動を続けているのか、そして何故13年も活動を続けているのかということを話してきました。広島の「あび隊」は対象を幼稚園の年長、小学生の低学年に向けても活動をしています。今まで『空』では小学校4年生以上を対象として活動してきましたが、「あび隊」の活動を知り、低学年向けの啓発活動の可能性に気付き、大変参考になりました。今後は『空』でも幼稚園、低学年向けの啓発活動に取り組んでいけたらと思います。 (平野)

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