声Ⅱ平成25年度の独立行政法人医福祉療機構の助成金で、子育て体験談を集めた文集を作りました。「声Ⅱ」です。

キャラバン隊「空」の公演を見た後の保護者の方からこんな感想を寄せていただきました
「私が子どもの頃、知的障害のある人を怖いと思っていた。それは知らなかったから、教えてくれる人もいなかったから」
と。
私たち親が子どもたちのことを伝えていかなければ、と思いました。地域の方々に子育ての体験談を読んでいただいて
「私たちの子どもも当たり前に、この街に暮らしています。」
と知ってほしい。また、同じように障害のある子を育てている親御さんには、少し先を行く先輩の親の話で元気づけたいと思いました。

以前、キャラバン隊「空」が活動をはじめて2年目の平成18年度に独立行政法人医福祉療機構から助成金をいただき「声」を発行しました。最近になっても「まだ『声』はありますか?」というお尋ねもあるくらい、多くの皆さんに読んでいただきました。今再び私たちの声を届けたいと思い、子育て体験記の第二弾「声Ⅱ」を作りました。

そして私たち親の気持ちを、障害のある人たちに深く関わっている施設職員にも知ってほしいと強く願っています。

B5サイズ70ページにも満たない小冊子ですが、私たち親の思いをつめこんだ本になりました。第一弾の「声」からの抜粋も載せてあります。どうぞ手に取ってお読みになって下さい。

「理解」というのはとても難しい言葉だと思います。

どんなことも当事者本人でなければ分からない気持ちや想いがあるから。

ですが「知ってもらう」ことは出来ることだと思います。

知ってもらうことで「関わる」「触れ合う」という気持ちが生まれてくると思うからです。

~体験談より~